キャリブレーション
リニアックの種類,フィルムの種類やロット,自現機の状態,技術や方法の違いやバラツキを補正するために,線量キャリブレーションが必要とされますが,RIT には以下のキャリブレーション方法があります.
垂直方式
ビーム方向に垂直に露光したフィルムに対して使用します.
水平方式
ビーム方向に平行に露光したフィルムに対して使用します.
MLCステップウェッジ
フィルム2枚を使用して計画ベース露光したフィルム行う垂直キャリブレーション.線量値が決まっていれば,
十分な線量ポイント数に対して非常に早く行える方法.
米国特許#6675166,#6934653,#7013228取得.
計画ベース
キャリブレーションされていないフィルム(あるいはその他のQA装置)画像に対し,
治療計画装置の線量分布に合わせたキャリブレーションを適用します.
米国特許#7024026,#7233688,
EU特許#1683546,日本特許#4366362取得.
Red/Blue補正及び不均一補正
EBT2フィルムの厚みのばらつきを補正し,フラットベッドスキャナの不均一性を補正します.