スキッドステア4輪自立走行モバイルマニピュレータ
X-WAM

X-WAM は室内タスク向けに開発されたスキッドステア4輪自立走行モバイル
マニピュレータです。
Summit X プラットフォームWAM ロボットアームの利点を組み合わせた
コンパクトな設計となっています。



X-WAMは、プラットフォームを適切な高さに合わせてライズアップすることが
できますので、マニピュレータの作業範囲を拡張し、異なる高さに届くように
します。モバイルマニピュレータのサスペンションは重心(COG)を変えることが
でき、COGを低くすることで、最高速度3m/秒まで達することができます。



その一方で、4基の高出力モーターホイールにより、プラットフォームはスキッド
ステアキネマティクス実現しています。それぞれのホイールにはギアボックス、
速度センサー及びオプションのエンコーダー付きのブラシレスハブモーターを
内蔵しています。オドメトリ(自己位置推定)は、4つの独立したホイール速度、
シャーシに内蔵された高精度の角度センサを使用して算出されます。


強いメカニカル構造により、X-WAMは非常に重いものを運ぶ事が可能です。
また、車高を変更するための可変サスペンションも搭載しています。



X-WAMマニピュレータはROSアーキテクチャに対応しています。
ROSフレームワークは非常によくまとまったロボットソフトウェアアーキテクチャを
定義し、何百ものユーザーコントリビュートパッケージ及び、ローカライゼーション、
マッピング、プランニング、マニピュレーション、パーセプションなどといった
パッケージが含まれています。



この特徴はソフトウェア開発サイクルを単純化し、デバイスドライバや最先端の
インビジョンアルゴリズム、SLAM(自己位置推定と環境地図作成の同時実行)、
ポイントクラウド処理、グラスピング、プランニング、スウォーミング等といった
ソフトウェア構成要素の簡単な統合と再利用を可能とします。




アプリケーション
- 屋内モバイルマニピュレーション
- 研究及び教育用
- 調査
- 軍事
- 遠隔操作

X-WAM

X-WAM

X-WAM

ROS









製品仕様

メカニカル
  寸法: 796 x 673 x 779mm(プラットフォーム折りたたみ時)
796 x 673 x 1141mm(プラットフォーム展開時)
  重量: 90kg
  荷重: 4kg
  移動速度: 3m/秒
  密閉クラス: IP54 (IP65まで)
  トラクションシステム: 4輪
  走行可能時間: 180分
  バッテリー: 16 x 3.3V LiFePO4
  トラクションモータ: 4 x 250W ブラシレスサーボモーター
  動作温度: 0 ~ 50 ℃


コントロール
  コントローラ: オープンアーキテクチャROS
内蔵PC Linux搭載
  通信方法: WiFi 8.0211n
  インターフェイス: 内蔵: USB、RS-232C、GPIO
外部: USB、RJ45