Hello World, Meet Stretch.
“Beautifully Simple, Clever Robot Design”
- IEEE Spectrum
● 上下移動と伸縮するアームをコンパクトなモバイルベースに統合
- 上下可動域 109 cm、アーム伸長 52 cm
● 柔軟把持グリッパーと各種センサーを標準装備
● 自律移動ロボット開発用コードの提供 (Python、ROS)
● アーム先端部とベース部に豊富な拡張ポート
概要
Hello Robot社は、家庭や職場向けのモバイルロボットの製品化を掲げ、元Googleのロボティック部門ディレクター
Dr. Aaron Edsingerと、モバイルマニピュレーション研究の第一人者であるジョージア工科大学のDr. Charlie Kemp
によって2017年に設立されました。二人はMITコンピュータ科学・人工知能研究所での卒業研究で協働した仲で、創業
から3年の開発期間を経て、2020年5月、研究者向けモデル Stretch RE1がリリースされました。
Stretch RE1は、その名のとおり並外れたリーチを持つアームを備えた走行プラットフォームで、家庭内や職場で想定
される様々なタスクを、人に代わって実行する能力と柔軟性を備えています。コンパクトなホイールベースとスレンダー
な伸縮アームにより、狭い空間や散らかった場所でも容易に到達することができ、フレキシブルなグリッパーで多様な
物体を把持することができます。
Stretch RE1は研究者向けの開発プラットフォームとして、コンプライアントなグリッパー、3Dカメラ、レーザー距離計、
オンボードコンピュータ、各種センサーなど、自律移動やAI研究のために必要なコンポーネントが実装されていますので、
開梱すれば即座に使い始めることができます。
Stretch RE1のソフトウェアはすべてオープンソースで、ROSインターフェイスやPythonローレベルインターフェイス
が含まれています。
ハードウェア面では、多くのネジ穴や出力ポートを備えており、柔軟に拡張することができます。また、カップホルダー
やスマートフォンホルダーなどのCADモデルが公開されており、簡単に3Dプリントして装着することができます。
Simply Useful™モバイルマニピュレータ―
深度カメラ
伸縮アーム
IMU・加速度計
レーザー距離計
マイクロフォンアレイ
STRETCH RE1 仕様
重量 | 23 kg |
高さ | 141 cm |
ベース部寸法 | 34 x 33 cm (幅 x 長さ) |
上下可動範囲 | 109 cm |
昇降速度 | 0.2 m/秒 |
アーム伸縮長 | 52 cm |
アーム伸縮速度 | 0.2 m/秒 |
アーム可搬重量 | 1.5 kg以下 (グリッパーを除く) |
手首回転範囲 | 330° (Yaw軸) |
手首部拡張ポート | USB 2.0 (Type-A)、12VDC@3A |
音声(ヘッド部) | 4ch ReSpeaker マイクアレイ、8Wステレオ出力 |
停止スイッチ | ヘッド部に搭載(点灯式) |
深度カメラ | インテル RealSense D435i (IMU付) |
カメラ可動範囲 | 360°(パン)、115°(チルト) |
IMU (ベース部) | 9DOF FXOS8700、FXAS21002 |
レーザー距離計 | Slamtex RPLidar A1 (340°視野角) |
走行方式 | 2輪ディファレンシャル |
クリアランス | 床面から25㎜ |
最高走行速度 | 0.6 m/秒 |
内蔵PC | インテル NUC-8 (i5-8259U、16GB RAM、480GB SSD) |
外部ポート | USB 3.0 (x6)、Ethernet、HDMI |
電源 | 12VDC (充電兼用ACアダプタ付属) |
バッテリー | 18 AH SLA |
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