膝関節鏡・肩関節鏡トレーニングシミュレータ
ArthroSim

ArthroSimは、米国整形外科学会American Academy of Orthopaedic Surgeons (AAOS)
北米関節鏡学会Arthroscopy Association of North Americsa (AANA)および、米国整形外科
委員会American Board of Orthopaedic Surgeons (ABOS)の協力と監修のもと、米国コロラド
大学ヘルスサイエンスセンター発のベンチャー企業Touch of Life Technologies社によって開発
された関節鏡トレーニングシミュレータです。

最新のバーチャルリアリティ技術を駆使し、著名な3D人体モデル Virtual Human プロジェクトで
培われた高度なグラフィックスと3DSystems社製力覚フィードバック装置Touch Xによるリアルな
感触を表現、限りなく現実に近い条件でのトレーニングを可能にしています。




リアルな触感を表現する力覚フィードバック

これら学会にとって支援に値するシミュレータを作り出すため、 従来の同様製品に比べて2倍の分解能と力覚を持つ触覚インターフェイス装置を 採用しました。これによって、関節内の異なる組織のプロービングに おける微妙な差異を実際に触れて感じることができます。
米国NISの国立医学ライブラリ(NLM)主導によるVisible Human Projectで、 実際に人体の断層写真を撮影したコロラド大学ライフサイエンスセンターの 経験と技術を駆使した1/10ミリスライスの高品位画像は、洗練された有限要素 モデリングによって、関節の曲げ伸ばしや外反/内反へ正確にリアルタイムで応答します。


トレーニングカリキュラム

ArthroSimのMetor機能は、AAOAによって開発されたカリキュラムと教育用コンテンツを基にしたトレーニングを提供します。
様々な手技を、動画、画像、テキスト、対話型アニメーションを駆使してわかりやすく解説しており、セルフトレーニングに適した環境を提供するために、手順ごとに
解説をテストが用意されています。



膝関節と肩関節鏡

ArthroSimは従来の膝関節鏡モデルに加えて、肩関節にも対応しました。左右の膝と肩のシミュレーションは簡単に切り替えて
使用することができますので、異なる関節のトレーニングを効率的に行うことができます。


柔軟なシステム構成による機能拡張性

ArthroSimは現在膝及び肩関節鏡下での様々な診断法のトレーニングを提供していますが、AAOSの膝及び肩それぞれの2つの
専門委員会の協力で、半月板、ACL、関節唇などの断裂の診断や、Shaving、Microfracture、そしてPertial Menisectomyと
いった機能の追加も将来予定しています。