カーボン複合材料3Dプリンタ
Composer A3/A4

  複合材料3Dプリンタ

      炭素繊維に、高温状態のエクストルーダー部内部でナイロン、ABS、PLA等の
      プラスチック材料を溶解して巻付と同時に射出する画期的なデスクトップ型
      3Dプリンタです。





特徴

連続繊維強化複合材

純プラスチックの30倍の強度
アルミニウムの2倍の強度

造形サイズ
Composer A3 460x297x210mm
Composer A4 297x210x140mm

最適な複合構造
ラティス補強 - 要求される強度に対して
最小限の重量、製造コスト、出力時間

オープンシステム
- 柔軟な材料選択
- カーボン繊維の比率
- 柔軟な材料選択
- 部品の複雑さとファイバー敷設構造


Anisoprint技術は、強度と精度を必要とするアプリケーションで最適なコンポジットパーツを作る為の新しいソリューションを
提供します。この技術は、特許出願中のComposite Fiber Coextrusion (CFC)技術を基に作られています。様々なポリマー材
料を連続ファイバーで補強でき、一回の処理で、完全自動化処理で、後処理無く行います。熱硬化+サーモプラスチックの2つの
マトリックスのアプローチにより、低い気孔率、ファイバーとポリマーの高い接着性、高いメカニカル性能を提供します。
Composerを使用すると、金属、プラスチック、その他の複合材よりも軽量で強度の高い部品を作る事が出来ます。


出力サイズに合わせた2種類のラインナップ

出力サイズに合わせて2機種が用意されています。


Composer A3    造形サイズ: 420 x 297 x 210 mm
Composer A4    造形サイズ: 297 x 210 x 140 mm


独自のComposite Fiber Coextrusion (CFC)技術



CFC(Composite Fiber Coextrusion)は、繊維材料と、樹脂材料を別々に
供給し、3Dプリンタ本体内部で材料を複合化するAnisoprint社独自の技術です。

まず、繊維材料樹脂材料がそれぞれエクストルーダ内部へと送り出されます。
その際、カーボンなどの繊維材料はエクストルーダに内蔵されたカッタによって
切断され、積層位置に応じて適切な量が供給されます。

その後、エクストルーダに搭載された溶融チャンバ内で繊維材料が樹脂材料で
コーティングされ複合材料として押し出されます。


CCF及びCBF

Anisoprint社のコンポジット炭素繊維 (CCF)及 コンポジット玄武岩繊維 (CBF)は、数千本の極細な炭素繊維又は玄武岩繊維に
より作られたファイバー材料です。ファイバー材料により、樹脂材料を強化するために使用されます。
連続ファイバーにより強化されたコンポジットパーツの造形は、デュアルマトリックス技術(Composite Fiber Co-extrusion:
CFC)に基づいており、用途に応じて強度が高く、軽量、複雑な形状を、独自の特性で作る事が出来ます。

CCF(炭素繊維)
通常のプラスチックよりも30倍強度と剛性が高く、強度対重量比および剛性対重量比は2024-T351アルミニウムの5倍です。
鉄の1/7の重量で、強度はステンレス鋼並です。

CBF(玄武岩:バサルト繊維)
通常のプラスチックよりも15倍強度と剛性が高く、強度対重量比度は2024-T351アルミニウムの2倍です。
鉄の1/5の重量で、強度はステンレス鋼並です。


スライサーソフトウェア AURA

Anisoprint社のスライサーソフトウェア Auraは、Composer 3Dプリンタ用に3Dモデルを変換します。
Auraは、個々の層で強化用ファイバーラインを生成し、軽量で強度の高いパーツを作る為に構造を調整します。マイクロ又はマクロの層を組み合わせて、厚みのある層を持つインフィルや薄い外部シェルを作れます。この機能により、プリントの質を損なわずに高速でプリントします。




基本仕様


プリント方式     Fused Filament Fabrication (FFF)
       + Composite Filament Co-extrusion (CFC)
造形サイズ A4 : 297 x 210 x 140 mm
A3 : 420 x 297 x 210 mm
積層ピッチ 最少 60μm (0.06mm)
造形ヘッド デュアルヘッド
  ・FFFエクストルーダー : ノズル径 0.4 ㎜
  ・CFCエクストルーダー : ノズル径 0.9 ㎜
ヘッド最高温度270℃
FFFノズル直径 0.4 mm
FFF造形速度 10 mm/秒 ~ 80 mm/秒
CFC造形速度 1 mm/秒 ~ 10 mm/秒
造形プレート 耐熱ガラス製
テーブル最高温度 60℃ (プリントチャンバー開放時は最大120℃)
本体寸法および重量 A4 : 610 x 400 x 400 mm、25 kg
A3 : 720 x 630 x 490 mm、65 kg
フィラメント径 FFF : 1.75mm
CFC : 0.35 mm(カーボン) / 0.28 mm(バサルト)
互換性のあるプラスチック材料 溶融温度 270℃までのプラスチック材料
    (PLA、PETG、PA、PC、ABS、TPU 等)
ソフトウェア Anisoprint Aura (Windows 7、8、10)
FFF + CFC対応
STL、STE、IGESサポート
インターフェイス SDカード、USB Type-B、イーサネット、WiFi
電源 100 V、50/60 Hz
消費電力 A4 :800 W / A3 : 1000 W


純正材料ラインナップ

■CFC用繊維材料
  CCF 1.5K (カーボン)   強度対重量比および剛性対重量比は2024-T351アルミニウムの5倍
  鉄の1/7の重量で、強度はステンレス鋼並
  CBF (バサルト/玄武岩)   強度対重量比および剛性対重量比は2024-T351アルミニウムの2倍
  鉄の1/5の重量で、強度はガラス繊維以上で高い耐熱性を持つ

■CFC用樹脂材料
  CFC PETG / CFC PA   繊維材料をコーティングするための、マトリクス用樹脂

■FFF用樹脂材料
  Clear PETG   吸湿性が低く、無臭・透明なPETG
  SMOOTH PA   短繊維カーボンが配合されたPA12(ナイロン)